2019-03-06

合理的な無知

合理的な無知
人が意思決定のために情報を集めるのは、その手間を上回る利益を得られるときだけだ。だから買い物の情報は熱心に集める。だが選挙では投票してもほぼ何の利益もないうへ、政治が自分の生活にどう影響するか、学ぶのに大変な手間がかかる。政治に無知になるのは合理的なのだ。
Why Politics Divides People | Mises Institute

見えないコスト
政府が強調する「人道的」軍事介入の大義は目に見えやすいが、コストは見えにくく大きい。占領軍が去った後、敗れた勢力が報復に出たら? 爆撃が必要な場合、インフラ再建費用は誰が負担するのか? 占領の期間はどれくらゐ必要か? 反乱勢力の鎮圧は? そのとき犠牲になる人命は?
The Unseen Costs of Humanitarian Intervention | Mises Wire

数値目標の誤用
大学教授の多数を視野の狭い専門家が占めるにつれ、知識の進歩と教育といふ大学本来の目的が失はれる。ビジネスの場ですら不適切な数値目標が、さらに不向きな教育の場に導入され、混乱を招く。学問上の貢献を形式基準で測らうとすれば、策略や不正の横行をもたらすばかりだ。
The Decline of the Scholar and the Decline of Academia | Mises Wire

貿易か戦争か
「商業は盗みとは逆に、人の心に正義の感覚を生み出す」「商業は対等な人々同士の職業である」「商業の歴史は人々のコミュニケーションの歴史である」「2つの国が交渉をもつ方法は戦争か貿易である。戦争では互ひに損をし、貿易では互ひに得をする」。モンテスキューの言葉。
Montesquieu on Why Trade and Commerce Create Peace, Prosperity, and Good Will - Foundation for Economic Education

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