2018-10-17

労働は目的でなく手段

労組不加入の自由
結社の自由が不可侵の人権なら、意に反する結社を拒否する自由も含まれるはずだ。求婚の自由があれば、それを拒む自由もあるし、離婚する自由もある。同じく、企業は条件に同意する労働者を雇う自由がある。労働組合には入らないという条件で互いが合意するのは自由なはずだ。
Union-Free Contracts and the Freedom of Association

労働は目的でなく手段
労働は経済発展の目的ではない。価値ある目的を達成するための手段にすぎない。理想は働かなくてもほしいものが何でも手に入る状態だ。投資で経済が発展すればその理想に近づく。重要なのは労働そのものではなく、労働の成果だ。それを忘れて雇用だけを増やしても意味がない。
Economic Myths #3 – We Need More Jobs! | The Ludwig von Mises Centre

雇用増は良いことか
個人の幸福にとって本当に重要なのは、雇用そのものではなく、質の良い商品やサービスを多く購入できるかどうか、つまり購買力の高さである。収入が増えても、購買力が下がっては意味がない。購買力を高めるには、優れた生産設備を整え、経済の生産力を高めなければならない。
Does a Fall in Unemployment Lead to Stronger Economic Growth? | Mises Wire

賃上げと生活水準
相対価格が変わると人は行動を変える。住宅の食品に対する価格が相対的に高くなれば、前より狭い部屋に住み、相対的に安くなった肉を多く買うだろう。賃金を生活コストに合わせ一律に引き上げても、以前の生活水準を保てるとは限らない。個人の消費パターンとその変化次第だ。
Relative Prices Matter: Why Cost-of-Living Indexes Don't Tell Us Much | Mises Wire

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