米政府による「麻薬との戦い」が、人種差別に基づくと知っていただろうか。19世紀末以降、麻薬が禁止されたばかげた理由は三つある。一つめはまじめな白人女性が麻薬のせいで淫乱になり、中国人やメキシコ人と性関係を持つとの説だった。
米国で麻薬が禁止された理由の二つめは、麻薬取引が共産主義者や黄禍(黄色人種)などによる国際的な陰謀につながるのではないかという懸念である。三つめは、政府には国民を怠惰にさせず生産性を保つ権利があるという誤った考えである。
人種差別、陰謀論、勤勉の強制という麻薬禁止の三つの理由は、まったくばかげているが、どれも歴史的に麻薬との戦いを正当化する議論に利用されてきた。もしこれらが麻薬との戦いの根拠だとしたら、本当に戦う価値があるのだろうか。
3 Absurd Reasons for Banning Drugs (2014.2.3, libertarianism.org)
麻薬の害は、精神を蝕み幻覚や、妄想を見てしまう事。幻覚妄想に囚われれば他人に暴力を振るったり、盗みをしたり暴言を吐く。つまり他人の自由を奪うからだ。精神を破壊できるから、誰でも麻薬の中毒になり、自力では止める事ができなくなる。この依存性も犯罪の原因になる。他にも病気や受精・妊娠時の遺伝障害もある。
返信削除自由主義社会において麻薬は、当事者本人でなく家族友人社会の自由を奪うから、禁止なのだ。
麻薬を使用した人がすべて他人に暴力を振るったり盗みを働いたりするわけではありません。暴力や盗みをしたら、通常の刑法で罰すればよいことです。麻薬そのものを禁止すれば、米国の「麻薬との戦い」が示すように、それによる弊害が生じます。
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