所得格差や「最も豊かな上位1%」、貧困に関する議論はたいてい、ある一国の中の話だけをしている。だが世界的に見れば、状況はがらりと変わる。年収3万2400ドル(約356万円)以上なら、あなたは世界で最も豊かな上位1%に入る。
さいわい世界は年々豊かになり、格差は縮小している。世界人口が急増しているにもかかわらず、貧しい人の数は減っている。豊かさが広がったおかげで幼児死亡率、非識字率、栄養不良が減少し、寿命が延びた。極貧の撲滅は視野に入った。
繁栄にはもちろん理由がある。工業化と貿易が経済成長をもたらした役割は、強調してもしすぎることはない。誰かが今度、貧困や所得格差の話をしたら、思い出してほしい。グローバルに見れば、私たちはおそらく上位1%なのだ。
Marian Tupy, Chelsea German, Putting Income Inequality in Perspective (2015.11.10, humanprogress.org)
簡単に働く国を変えることは出来ないから、国内での貧困格差はずっと問題として残るだろう。他人への嫉妬に由来する怒りは、自分の事を棚に上げて、裕福な他人を口撃してしまうのだ。あなたの口撃は、左翼勢力の給料に化けるだけで、時間の無駄。口撃が攻撃になったら、犯罪。
返信削除この世界でお金を稼ぎたいなら、優秀な労働者になるだけでは不足で、コツコツとグローバル企業の株式へ投資を積み重ねる事が効率的だ。日本人なら、誰でも差別無しで株式投資を始められる。複利計算だけが貧乏な人さえも加速度をつけて裕福にする理論。必要なのは、最初の数年の我慢と大投資家が公開している知恵だけだ。
ところで、1%の数字は、少ないかと思う。今の世界人口 74億人、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、日本など先進国の約5億人の平均所得を考えるとどうだろう、数%ではないかな。
熱い物から冷たい物に熱が伝わり平均化するように、科学技術もお金も思想も世界中に伝わり平均化して行く、ゆっくりだけど。