2017-01-01

自由な社会とは

Richard M. Ebeling, How to Be a Light for Liberty in the New Year(新年に自由の灯になるには)より抜粋。

自由とは、自分の人生を自分のために生きる個人の権利である。もしその権利がなければ、「社会」という名の政治的権威(political authority)を振りかざす連中の望みや気まぐれ、思いつきの強制に従うしかない。

自由とは、各人の生命、自由、公正に手に入れた(honestly-acquired)財産に対する権利をお互いに尊重することである。人間関係に関するこの原則を無視すれば、残るのは暴力と略奪しかない。悪知恵が働き、腕力の強い者がそれ以外の者を隷属させる。

あらゆる人間関係の基礎は、平和で自由な承諾と合意(consent and agreement)でなければならない。取引の条件がもっとよければいいのにと思ったとしても、最低限受け入れられる条件で合意したとすれば、取引しないより状況が改善すると考えたことを意味する。

自由とは、公正に手に入れた財産に権利を認め、他人が略奪や課税をしないことである。たとえ多数派の考えでは少数派が「正当な取り分」(fair share)を払っていないとしてもだ。個人にしろ政府にしろ、暴力で正当な財産を奪うのは不正である。

自由とは、商品やアイデアの市場における自由な競争を支持することである。そこから創造と革新のエネルギーが生まれ、社会の人々すべての生活水準(standards of living)を高める。

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